六甲山

2003年11月8日
阪上・杉本・荒松


 遅い秋の訪れに、山はようやく小さな秋を演じ始めたばかりだ。黄葉が遠慮ぎみに顔を覗かせる穏やかな一日、僕は岩登りとハイキングを楽しんだ。
 午前中は、蓬莱峡にてクラシック岩登りを楽しんだ後宝塚ヘと向かう。

     久々の怖さ隠して登る岩秋の陽射しに手足震える

 蓬莱峡から少し歩くと「ユートピア」と呼ばれている所に出る。澄んだ水辺のほとりには、クレソンが群生し、田舎風の家と小さな畑の落ち着いた雰囲気のある場所である。

     我を忘れクレソンを摘む乙女らの手にあふれるは秋の実りか

ここから登山道は突然、急な登りとなる。

     乙女達よ 道を急ごう
     秋の陽の光あふれる稜線には
     暖かい陽だまりと憩いがある

大谷乗越からは、ハイカーも多くなる。宝塚までの緩やかな下りをゆっくりと歩く。

     幸せは口から来ると思う程 山下りて飲む一杯のビール


(荒松)